登龍館HPでも、よくあるご質問として、項目別にわかりやすく説明しております♪
◆よくあるご質問
※登龍館HPのサイトが開きます。
石井方式漢字教育は、
漢字で言葉を育む教育として、
石井勲(いしいいさお)教育学博士の研究と実践によって誕生した、
全国約700の幼稚園・保育園等で導入・実践されている教育です。
脳の発達は、乳幼児期は「右脳優位」の時代、以降は「左脳優位」へと移行していきます。
右脳は空間認識や音楽・絵画に感じ入る「感覚脳」、左脳は理論的に物事を捉える「言語脳」です。そして、右脳の活発な時期に刺激を与えるほど、その後の左脳の成長度合が高くなります。
通常、文字は左脳で処理されますが、漢字は右脳・左脳、両方を働かせます。
ですから、できるだけ幼い時期に、漢字にたくさん触れ、右脳を刺激するほど、
その後、備わる左脳の働き(理解力・思考力など)を、より活発にすることができるのです。言わば、漢字教育はやがて育つ智能の種まき。
詰め込み型の早期教育ではなく、適期教育なのです。
石井方式、幼児からの漢字教育は、漢字を読むことからはじまります。
具体的には、出来るだけ生きた言葉として捉えられるよう、漢字かな交じり文で書かれた絵本を読み聞かせます。
漢字かな交じり文で読むと、ひらがなだけの文に比べて、文の意味がダイレクトに頭に入ります。
漢字には読み仮名をふりません。
漢字を見ずに、読み仮名を追っては意味がないからです。
ですから最初は読み聞かせから。
やがて子供が自分で読むようになるのは、通常の絵本と同じです。
漢字かな交じり文の絵本を読むと、漢字が身につくことに加え、文章を読む力、読解力がつきます。
本を読む子ほど脳が発達する。これは自明の理でしょう。
石井方式の漢字教育を30年以上、数多くの幼稚園・保育園等で実践した結果、
漢字で言葉の理解が深まり、国語力が身につくことはもちろん、
物事を分析して理解する力、 また目と耳、両方を働かせて学ぶことで、
非常に高い集中力がつくことが確かめられました。
人間として学び、成長するための基礎能力が育つのです。
漢字によって豊かな言葉を身につけた子は、自ら枝葉を広げ、様々な能力を発展させます。
すべての成長の“根幹”を養う漢字教育、それは誰もが自分の力で伸びていくための教育なのです。
いまや、幼児にとって漢字が覚えやすい文字であることは、幼児教育界では常識となりました。
この幼児からの漢字教育を打ち立てた第一人者が石井勲教育学博士です。
もともと高校・中学校・小学校の教師であった石井勲博士は、
その豊富な教師経験から、国語教育、とくに漢字教育の必要性を痛感していました。
そこで小学1年生に、学年に関わらない漢字教育を実践し、 低年齢期ほど漢字の学習能力が高いことを確認。
昭和27年に石井方式漢字教育指導法を発表したのです。
しかしこの発表は当時あまりにも画期的であったため、簡単には受け入れられませんでした。
ですが、石井博士は子供の学力向上のために、全国で講議と実践を熱心に続けました。 そして、石井博士は幼稚園児への漢字教育を実践。より知能向上効果が高いことを確かめます。
そしてその効果が認知されるに従って、世間に認められ、現在まで広がるに至ったのです。
いま石井方式漢字教育は、全国の保育園・幼稚園はじめ小学校や海外の学校でも導入されています。
また石井方式漢字教育は、幼児開発協会を創設したソニー元会長、井深大氏など、教育各界から支持を獲得しています。
そして、石井博士と共に、幼児からの漢字教育を広めるために全国行脚した 私たち登龍館の『漢字の絵本』は今、全国の幼稚園・保育園などで子供たちに愛読されています。
1919~2004年。山梨県生まれ。
昭和17年、大東文化学院卒業後、応召。
戦後、高校教諭として教壇に立ち、国語力を養うには さらに早い時期の教育が必要であると考え、中学校・小学校でも指導に立つ。 この豊富な経験から、漢字を用いて日本語に触れる必要性を痛感し、 石井方式漢字教育を確立。
その功績が認められ、グレンドーマン博士主催、第6回世界人間能力開発会議で金賞受賞、 第37回菊池寛賞受賞。
日本漢字教育振興協會会長、国語問題協議会副会長はじめ、松下政経塾専門講師なども歴任。
著書『石井方式 幼児のための日本語塾』(登龍館)ほか多数。