森信三講述 全世代に贈る 新たなる『人間の学』

第一部 「生き方」の基本 より

大事なことは、この「人間」としてのわたくしたちの一生は、二度とやり直しの利かぬものだということであります。

もしもう一度生まれかわって、人生のやり直しが利くようでしたら、かりにわたくしたちの一生が七・八十年としても、マァなんとかなりましょう。

ところが、わたくしたちの一生は唯一度だけであって、二度とやり直しは利かないのであります。

しかし、実さい驚くべきことには、多くの人が意外なほど、人生におけるこの最大の問題について、深く考えていないようであります...(続く)


第一部 「生き方」の基本

1 人生二度なし
2 まず人間としての軌道に
3 甘え心をふりすてよう
4 学校のきまりを守る
5 物事をつづける工夫
6 腰骨をたて通す
7 人に親切な人間に
8 男らしさ
9 女らしさ
10 大いにからだを鍛え本を読もう
11 自由に文章を書ける人に
12 美について・詩について
13 人間の一生
14 幸福について
15 感謝のこころ


第二部 自分を育てる

16 自分を育てるものは自分
17 家庭・学校・社会
18 逆境の試練
19 正直・誠実の徳
20 惻隠と気魄
21 コトバの慎み
22 読書・反省・実践
23 試験・進学・就職
24 職業即天職
25 1日は一生の縮図なり


第三部 女性と母性

26 日常のたしなみ
27 健康の問題
28 娘時代の心がけ
29 人生の意義について
30 幸福獲得の三大秘訣
31 同権と分担
32 男の幸福と女のしあわせ
33 女性と母性
34 家庭というもの
35 結婚について
36 夫婦の愛情
37 育児と家計
38 しつけの三原則
39 しつけの家庭学習
40 妻としての責任
41 共かせぎの問題
42 特殊の才能をもつ女性に


第四部 人間の一生

43 人は何のために生きるか
44 宇宙意志の立場
45 自然科学的文明の功罪
46 人生への通観
47 運命の自覚
48 職分の意義
49 結婚について
50 人生の基礎形成期
51 人間関係というもの
52 金銭の問題
53 日本の先哲に学ぶ
54 明治維新をめぐって
55 明治・大正・昭和
56 戦後のあゆみと民族の前途


第五部 人生観・世界観

57 新しい「人間学」
58 わたくしの人生観・世界観
59 死生観
60 念々死を覚悟してはじめて真の「生」となる
61 真に生きた知慧
62 三つの慎み
63 耐忍と貫徹
64 仕事を処理する秘訣
65 開かれたるコンミューン
66 西洋文明と東洋文化
67 民族の使命
68 第一の開国と第ニの開国
69 危機の自覚と世界の平和

 

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